Portugal 2016
旅日記3日目(2015/12/25)-01
3日目。 この日は、クリスマスということもあるので観光はしないで、ほぼ移動に費やす。 ホテルで朝食をいただいた後、ホテルからタクシーに乗ってオリエンテ駅へ向かう。
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朝食会場のラウンジ 良いホテルでした |
タクシーはオリエンテ駅のバス乗り場などがある方に到着した。
この駅には前日も10年前にも行っているのだけれど、その両方ともヴァスコ・ダ・ガマ・ショッピングセンター側(川側)にしか出たことがなかったのだけれど、その反対側になる。
この日はリスボンから一気にポルトのさらに北にあるブラガという町まで鉄道で移動する。
通常リスボンから行く場合、ポルトで乗り換える必要があるのだけれど、日に数便、ブラガまでの直通列車が出ていて、私達はそれに乗ることが出来た。
この列車は、途中駅までほぼ満席になっていた。
クリスマスシーズンということもあり、通常より混んでいたのかもしれないけれど、私達が乗った「IC」という列車は全席指定席なので、前日に切符を取っておいて良かった。
しかし、計画していた列車に乗車出来たことは良かったのだけれど、列車はオリエンテ駅が始発でなかったこともあり(多分サンタ・アポローニア駅始発)、私達が乗車した時には既に荷物置きがいっぱいになっていて、私達の大きなスーツケースを置くことが出来なかった。
まぁ近年は2等車利用がほとんどなので、慣れていると言えば慣れているのだけれど、自分達の座席の前にスーツケースを置いて、私はその隙間に足を置き、夫は靴を脱いで座席に胡坐をかくようにして座るという状態で3時間近く過ごすこととなった。
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これはポルト駅を過ぎた頃の車内 この頃には車内はガラガラになったので
空いた席に移ってゆったり過ごしました |
リスボンからブラガまでは4時間弱。 こんなに列車に乗ったのは久しぶりだったけれど、無事ブラガ駅に到着した。
しかし、この日の目的地は、さらに先。 ブラガから近郊の小さな村に移動し、そこにあるポザーダに宿泊する。
ポザーダまではブラガ駅前からタクシーで移動する。 ブラガはまぁまぁ大きな町なので、駅前に数台タクシーが停まっていた。
タクシーに乗る前に運転手さんに、ホテルを予約した際のメールを印刷したものを見せたのだけれど、「アマレス?ポザーダ??」と言った感じで、すぐにはピンとこなかったらしく、ポルトガル語で色々質問されてしまった。
運転手さんは電話番号が分からないか?と言っていたのだけれど、印刷してきた紙には電話番号が載っていなかったのだ。
どうしようかと困っていたら、運転手さんが後ろで客待ちをしていた別のタクシーの運転手さんに私達が印刷してきた紙を見せて聞いてくれて、無事にそのポザーダの位置が判明したようだった。
私達はこのポザーダの公式サイトから予約していて、そのサイトではポザーダの名前が『Pousada Mosteiro de
Amares』となっていて、印刷してきた紙にもこの名前で載ってたのだけれど、実際にポザーダの前に出ていた看板などには『Mosteiro de Santa Maria do Bouro』という名前が出ていた。
運転手さんも「なんだ、サンタ・マリアだったんだね」といった感じで、このポザーダのことは当然知っていたようだった。(実際、迷わずポザーダに到着したし。)
すごいマイナーなポザーダなのかと心配したけれど、そんなことはなかったようで安心した。(ポザーダって以前は国営だったのだけれど、今回利用しようと思ったら、ホテルチェーンのペスターナグループの運営になっていたので、そういう関係で名前が変わったのかも。)
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ポザーダの窓に表記されていた名前 どこにもアマレスという字はありません
最近名前を変えたばかりなんでしょうか? |
と、安心したのも束の間、タクシーが動き出してすぐ車酔いのような状態になってしまった。
私は乗り物酔いしやすいほうなのだけれど、この日4時間弱の列車での移動の際、調子が良かったので、ずっと本を読んでいたのもまずかったし、このタクシーの運転もかなり乱暴だったのも悪かった。
ポザーダまでどのくらいタクシーに乗るかもはっきりしていなかったので、早めに手を打とうと、真冬だけれど窓を開けさせてもらおうとしたら、窓の開閉ボタンが壊れていた。…でも、あれ?壊れてる?と夫と話していたら、すぐに運転手さんが気付いてくれて、運転席のほうで操作して窓を開けてくれた。
ブラガからポザーダまでは、今地図上で調べてみると車で33分。
しかし、この時点では分からなかったし、目的地はアマレスという場所だと思っていたので、「アマレス」という村に入ったという看板が出たのを見てあと少しだと思い(今地図を見ると、まだまだ中間くらいだった…)、修道院を改装したものだと聞いていたので、教会の尖塔のようなものが見えたら、きっとあそこが目的地に違いないと希望を抱き(しかしあえなく通り過ぎました…)、何度も期待してはがっかり…というのを繰り返したけれど、辛うじて無事に目的地であるポザーダに到着した。料金は30ユーロちょっとだった。
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宿泊した旧修道院の建物を利用したポザーダ
付属の教会前の階段を上がるのかな… と不安になりましたが 階段下の入口から敷地内に入って
エレベーターでフロントのある階まで 上がることが出来ます |
到着したのは14時頃。
この日は、昼食をポザーダでガッツリ食べる予定だったので、フロントの人にランチは何時までやっているか確認したら15時までだということだった。
夫は、昼食ではなく夕食にしてもいいよと言ってくれたのだけれど、この近くにはほとんど観光するような場所もないので、20時30分からだという夕食まで待つのはつらいだろうと思い、少しだけ部屋で休んだら、予定通り、ここで昼食を食べることにした。
ということで、とりあえず、部屋に向かうことにした。
今回泊まるのは、スタンダード・スイートという部屋。
スイートだけれどスタンダードって、いったいどんな感じなんだろうと思っていたのだけれど、十分広々とした気持ちの良い部屋だった。
部屋に入ると前室があり 左手にベッドルーム、右手にリビングルームと
それぞれが独立した部屋になっています |
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ベッドルーム |
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リビングルーム |
部屋で荷解きなどはせず、ちょっとだけ横になった後、15時ギリギリになって行って最後の客になってしまうのも嫌だったので、早々にレストランへと向かった。
このホテルについては、こちら
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