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 Portugal 2016

旅日記 2日目(2015/12/24)-01

2日目。
朝早くから目が覚めていたので、朝食は7時半からということだったので、きっかり7時半に朝食会場へ向かったら、既に完璧に準備が整っていた。(既にテーブルにはいなかったけれど、時間前に来て朝食をとった先客もいたようだった。)

ホットビュッフェで品数も多かったです
ホワイトアスパラ(冷製)もありました
珍しくて、ついつい2本も取ってしまったけれど
この時期なので、瓶詰でしょうか
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パンのコーナーにナタ(エッグタルト)もありました
この後泊まった全てのホテルの朝食ブッフェで
ナタがありましたが、味はそれぞれ…
このホテルのナタは結構美味しいほうでした

朝食後、さっそく観光に出掛ける。
ホテルから歩いて3分くらいの所にある地下鉄のアヴェニーダ駅へ向かった。

このホテルは大通りの1本裏の道沿いに建っていて、ホテルから駅までは徒歩3分。
チェックインした時に『ホテルの前の道を右に進み、突き当りを右に曲がれば大通りへ出てそこに駅の入口がある』と説明されたはずなのだけれど、すっかり忘れていて、ホテルを出て右には進んだのだけれど、突き当りを左に行って、もう1本奥の道に入ってしまった。
その道からさらに奥が大通りだろうか?と奥の道へつながる路地をのぞいてみたら、ものすごい段数の上り階段になっていたので、いくらなんでも間違いだろうと気が付き、たいして道に迷った訳ではないのだけれど、『この数カ月の間、ポルトガルの地図を毎週末のように見て予習し、その地図はしっかり頭に入っている』と豪語していた夫は、初っ端から自信喪失していた。

駅では、自販機でメトロの1日券を購入した。
ヴィヴァ・ヴィアジェンというカードで、発券代が0.5ユーロかかり、それに1日乗り放題券(6ユーロ)をのせることになる。(計6.5ユーロ、料金は全て2015年末時点のものです。)
リスボンは2回目で、前回はセッテ・コリナーシュというバスや市電を運行している会社の1日券を購入したのだけれど、セッテ・コリナーシュもヴィヴァ・ヴィアジェンも同じく、メトロ、バス、市電、ケーブルカー、サンタ・ジュスタのエレベーターが乗り放題になる。

ヴィヴァ・ヴィアジェン

1日券だけでなくプリペイド・カードや
メトロの1回乗車券などとしても
使えるそうですが
残金がある状態での用途変更は出来ないそうです
プリペイドの場合有効期間があります

薄い紙製のショップカードのようなものですが
関東でいうと、スイカやパスモなどのように
ピッとかざすだけで使えます

チケットを買った後は、さっそく地下鉄に乗ってオリエンテ駅へと向かう。

オリエンテ駅にはケンチクを見に行ったのだけれど、ちょうどポルトガル鉄道(CP)の駅でもあるので、明日のブラガまで移動するチケットを購入しておいた。(本数の少ないリスボンからブラガまでの直通列車ICだったし、クリスマスということもあるのか、当日はほぼ満席でした。ICは全席指定なので事前にチケットを購入しておいて良かった…。)

今回オリエンテ駅へ行ったのは、リスボン万博のポルトガル・パヴィリオンを見るため。
前回の旅行でも「オリエンテ駅」を見学に行ったのだけれど、その時にはパヴィリオンには全く興味がなかったらしく見に行かなかったのだ。

パヴィリオンが目的地ですが
せっかくなのでオリエンテ駅も見学します

サンティアゴ・カラトラバ設計

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ベンチも思いっきり飛び出してます
端に座っても安定感がありました
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オリエンテ駅が私にとっての初カラトラバだったので
前回はすごく感動したけれど…
この駅は夜のほうがキレイかも

以下の2枚は2006年訪問時に撮影したもの

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この時間帯のオリエンテ駅のほうがいいですね
今回の旅では翌日もオリエンテ駅を利用しましたが
どちらも朝だったので、夜の写真は2006年のものです

オリエンテ駅をざっと見学した後は、今回の目的地であるポルトガル・パヴィリオンへ向かう。
駅前に建つヴァスコ・ダ・ガマ・ショッピングセンターを通り抜けて反対側へ出ると斜め右側にパヴィリオンが見えた。
この一帯は1998年に開催されたリスボン万博の跡地を中心とした開発で、先程通過したショッピングセンターの他、国際見本市の会場、オフィス、マンションなどが建てられている。
万博時に建てられた水族館やアレーナも残っていて現在も営業している。

今回見学するポルトガル・パヴィリオンも万博開催時に建てられたものなのだけれど、こちらは最近はあまり利用されていないのか、少し朽ちた感じがした。

ポルトガル・パヴィリオン
建築家アルヴァロ・シザの代表作のひとつ
設計はソウト・デ・モウラと共同で行われたのだそう
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この建物の最大の見所
広場の上にかかる曲線を描くコンクリートの屋根
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ワイヤーで巨大な屋根を吊ってます
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両側でワイヤーを支える箱、ゲートだそうです
彩色タイルが貼ってあって美しい

この建物はテージョ川の波止場のような入り江になった場所に面して建っているのだけれど、建物の向かい側には、波止めを結ぶ橋が架かっていたので、そこを渡って川側から建物を見てみることにした。(この建物の前のテージョ川は湖と言っても良いくらいの川幅になっているので、対岸が見えません。…天気が悪いからかもしれませんが。それなので、予習をしていない私は、ずっと海に面して建っているのだと思っていました。)

パヴィリオンから見た橋
この時は動いていませんでしたが
ロープウェイもありました
その後ちょっとだけ動いて、また止まっていたので
乗る人が来た時だけ動かす方式なのかも…?
シーズンオフだから?
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川側から見たポルトガル・パヴィリオン

大きな屋根を支えるゲートが両側にあり
その右側のゲートの隣には
パヴィリオン本体の建物が建っています

それにしても天気が…
この日の天気予報は湿度100%でしたが
確かにそのような感じです
パヴィリオンの奥に高層ビルが建っていますが
その上部は完全に霧の中でした

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そして、これが渡った橋です
デッキのようなものがフレームにのっているのですが
メンテナンスがあまりされていないようで
ちゃんと固定されていない所もあってガタガタするし
木材が朽ちて穴があいている所もありました…
下を見て歩かないと危険なので
フレームにのっているであろう付近を恐る恐る歩きました
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橋を渡っているうちに
高層ビルの中層階くらいまで霧が降りてきました
この高層ビル、用途は違いそうですがツインタワーでした

橋は、もっと先の波止めのほうまで続いていたのだけれど、あまりに信用できなそうな橋だったので、途中にあった水族館へ入る道を通って駅に戻ることにした。

入っていませんが
これが水族館の入口とマスコットキャラクター
これも万博開催時に建てられたもののようです

そして波止場?(入り江)にはこんなものが↓

確かに服装はそういう格好でした
メガネキャラじゃなかったんですね
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そして水族館廻りの石畳はこんなデザイン
なんとも…すごいセンスですね
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駅に戻る前に
もう一度ポルトガル・パヴィリオン
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このパヴィリオンの近くに
黒いメガフォンのようなアートがあったのですが
大きくなった方から喋ると
自分の声がそのまま返ってきて
自分の声が自分に話しかけているようで面白かったです

この後は、ヴァスコ・ダ・ガマ・ショッピングセンターでトイレを借りた後、オリエンテ駅へ戻って町の中心へ移動する。

ショッピングセンターの
女子トイレの手洗い場
フィルムやネガや写真が埋め込まれてました

→ 次は、町中へ戻ります

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