TOP行程表

 Switzerland 2015

旅日記 4日目(2015/05/02)-01

4日目。
事前にたてていた計画では、のんびりホテルで朝食を食べてから、のんびりチェックアウトして次の町へ向かう、となっていたのだけれど、またしてもその次の日(5日目)の天気予報が雨だったので、昨夜のうちに計画を変更して、朝食はホテルでとらず列車の中で食べることにして(ちょうど、このホテルだけ朝食無しのプランで予約をしていたので)、早々にチェックアウトして移動することにしていた。

雲は多めですが、雨はやんでます

6時過ぎに起きだして、荷造りをし、7時前にはチェックアウトをして駅に向かった。

ローザンヌ駅
駅舎にはオリンピックマークがついています↓

ローザンヌ駅構内にあったパン屋さんで、朝食のパンとジュースを購入し、予定より2時間早い7時20分発の列車に乗る。

「線路を横断しないで」の看板は4言語
列車に書かれたスイス鉄道の表記は3言語

今回はスイスの西端側のローザンヌから東端側にあるクールへ移動する。
地図上ではローザンヌはスイスの左端、クールは右端にあり、横一直線に移動すればよさそうなのだけれど、その真ん中にはアルプスがあるため、一度北東側にあるチューリヒまで斜めに上がって、そこで列車を乗り換えてクールに移動することになる。

チューリヒまでが2時間くらい、そこから乗り換えて1時間15分程度で移動できる。
乗り換え時間も含めるとトータルで3時間半ちょっとの移動時間。
まぁまぁ長いけれど、ずっと乗りっぱなしではないこともあり、苦痛ではなかった。 
端から端まで、このくらいの時間で移動できるのだから、スイスってやはり小さい国なのだ。

ローザンヌを出て少しすると、レマン湖畔にある段々畑なども見えて、車窓の風景も楽しむことが出来た。

その段々畑の写真は撮り損ねました
まだ朝ご飯のパンを食べていたんで…
ということで、段々でない畑、ピンボケ…↑

そして湖畔でもない畑↓

晴れてきました
今から行くのは全く別の町ですが…
.
車内での食事を終えてのんびりしている時に
座席の上にファミリーカーというような表記を発見
で車内を探索してみたら
乗っていた車両内に滑り台などの遊具がありました

車両の端っこに座っていたので
乗車してかなり経つまで
ファミリーカーだと気付きませんでした
座っていた席から遊具が見えなかったんです

早い時間だったからか
子供の利用はなくて大人しか乗っていませんでした…

.
乗車するときに、派手な絵が描かれた列車だな
と思いつつのったのだけれど
列車全てにペイントされていた訳ではなく
乗った車両がファミリー車両だったから
その車両だけペイントされていたようです

ファミリー車両なので、ファミリーで混んで来たら席を譲らなくては、と思っていたのだけれど、結局チューリヒに着くまでファミリーは1組くらいしか見かけなかった。(ちなみに全部の列車にファミリーカーが連結されている訳ではないようです。利用したい方はスイス鉄道の公式Webでチェックしてください。)

チューリヒでこの列車を降りクール方面へ行く列車に乗り換えた。
この後は1時間15分でクールに到着する。

クールへ向かう列車の車窓から
今までとは山の印象が違いました
岩っぽい山です

クールで泊まるホテルも、駅から歩いて行ける場所に建つホテルを選んでいた。
クール駅で列車を降りて、何も考えず前を歩いている人に付いて、ホームの上階へ上がったら、そこには大きなバスターミナルがあった。

「なんか間違ったみたい」と夫が言うので、そのバスターミナルから近くを見渡してみたのだけれど、今回のホテルはさすがに駅の目の前ではないので見つけることが出来なかった。
でも、夫が自信たっぷりに「ホテルは、この反対方向だ」と言うので、かなり不安だったけれど(←夫の方向感覚を全く信用してないので…)、夫が言う方向へ進んでいき、駅の正面にまわり、そこから不安なまま進んでいくと、泊まるホテルの看板が見えた。(←疑ってごめん。…でも、夫自身も途中からかなり不安そうだったけれど…。)

ホテルに着いたのは11時前だったので、さすがにまだ部屋には入れないだろうなと思いつつチェックインをしたら、用意が出来ている部屋があるということで、すぐに部屋に入ることが出来た。
この後は、ちょっと遠出をする予定だったので、とてもありがたかった。

部屋は新しくてキレイでした
ローザンヌのホテルと比べると超モダン

このホテルについては、こちら

この後は、登山と言うほどではないけれど、上り坂を1時間くらいあがった所にある教会を見学に行くので、汗をかいても目立たなそうな服に着替え、結構厳しい(私達にとっては…)行程になりそうなので、荷物をなるべく軽くするように、この日使わなそうなものを鞄から出してから出掛けることにした。

こうして準備をしてホテルを出たのが11時30分過ぎ。
目的地の教会まではクールから1時間くらい列車に乗らなくてはならない。
夫が調べてあった時刻表によると、毎時56分発の列車があるというのだけれど、クールで昼食をとるとなると次の列車に乗るのは難しく、その次の1時間20分以上後の列車になってしまう。そんなにお腹がすいていないのに、1時間以上かけて昼食をとるというのも時間の無駄のような気がしたので、この日は朝食もそうだったのだけれど、また何かを買って列車の中で食べることにした。(今回の旅では、この教会の見学が「目玉」だったので、見学を最優先、食を妥協。)

クールの駅の地下通路部分で、散々迷ったのだけれど、朝買ったのと同じようなパンとジュースを購入した。
列車の発車時刻まで、あまり時間がなかったので、大急ぎで地下通路にあった発着案内を確認し、乗るべき列車の終着駅の名前が分からなかったのだけれど、11時56分発という列車が1本だけあったので、その列車が発車するホームへと向かった。

ホームには既に列車が停車していたのでそれに乗り込むと、その後すぐに発車した。
さっそく昼食にしましょうと、買ってきたパンやジュースを出して座席横の窓下にあるテーブルに置こうとして、そのテーブルを見ると、なじみのあるスイス国鉄(SBBなど)ではないシンボルマークが書かれていた。

↑これがそのテーブルにかかれたマーク
レーティッシュ鉄道という名のようです
.
スイスのこの赤く囲まれた辺り↑の鉄道
ということのようです

これを見て、間違った列車に乗ってしまったのではないかと不安になってしまった。
乗車時に確認したのは、発車時刻が合っているということだけで、行先を見て乗ったわけではないのだ。
考えてみたら、夫が調べてあったのは、明日の時刻表で、明日は日曜日。
日曜日と土曜日では、ダイヤが違っているかもしれない。
間違った列車に乗ってしまったのかもしれないという不安の他に、私達が持っているスイストラベルパスで乗ることが出来る列車かどうかも不安になってきてしまった。

これは呑気にパンなんて食べている場合ではない…、車掌さんが来るまで食べるのはやめておこう…と思っていると、ちょうどよいタイミングで車掌さんが検札にやってきた。
それなので、おずおずとスイストラベルパスを差し出してみると、何も問題なく検札が済んだので、次に印刷してあった時刻表を見せて、この駅に停まりますか?と聞くと、もちろん!という答えが返ってきた。夫は間違っていなかったのだ。(疑ってゴメン。その2)
車掌さんは車両の端にある電光掲示板を指さして、「あそこに次に停まる駅が表示されるからそれを見ていたら大丈夫よ」と教えてくれた。(あ、女の人だったんです。)

これで一安心。
昼食のパンを食べ始めることにした。

ちなみにレーティッシュ鉄道はこの地域の私鉄なのだけれど、全席指定などの特別列車の他は、スイストラベルパスで乗車可能とのことです。

→ 次は、教会へ向かいます

<<旅日記3日目-02 □ TOP □ 旅日記4日目-02>>