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France 2015

旅日記 3日目(2014/12/27)-02

やっとたどり着いたレストランは、「Le Panier Gourmand」という名前で、ご夫婦二人で営業しているようだった。(多分)
奥さんがお料理を作っていて、旦那さんがサービス担当。
お二人ともとても感じがよく、旦那さんは「英語が得意ではないんだけれど…」と言いながら、一生懸命にメニューについて説明してくれた。

9.5ユーロのコースのみで、多分ランチのみの営業なのだと思う。(2014年12月時点)
コースには、前菜、数種類の中から選ぶことが出来るメイン、デザート、それに1/4サイズのワインが付いていた。ワインは二人とも白を頼んだので、カラフェに入って供された。

前菜のスープ
がっつり道に迷って体が冷え切っていたので
一段と美味しかったです
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メインで選んだのは白身魚とザリガニ、ライス添え
メニューの説明の際
ザリガニを英語で何ていうのか分からないんだけれど
エビのような…と言っていたので
シャコかな?と思って頼んだのですが
現れたのはザリガニでした
ザリガニを食べたのって初めてかも

もうひとつのメインは確かポーク
ニョッキ添えです

お上品ないわゆる「おフランス料理」とは違いますが
手際よく運ばれてくるお料理は
どれも美味しかったです
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デザートも選ぶことが出来たのだけれど
迷っていたら、コーヒーと一緒に
少量ずつのせてくることも出来ますよ
ということだったので、それを注文

お料理はどれも美味しかったし、リーズナブルだし(コース+コーヒーを追加で、二人で21.8ユーロ、超リーズナブルです)、何より、ご夫婦(←多分)お二人とも感じが良くて、明るくて、気持ちよく食事をすることが出来た。
先程の通りに面したサンドウィッチなど軽食のテイクアウトのお店は、多分、ここのご主人がやっているお店のようで、店内にそのお店へ通じる通路があった。
私達の食事中、家族連れがきたのだけれど、そのお子さん用に、軽食のお店のほうから、山盛りのフライドポテトを持ってきてあげていた。

夫は、ここにたどり着くまでの大失態なんて忘れてしまったらしく「ほ〜ら、良いお店見つけたでしょー、すごいでしょー」とご機嫌だった。

このお店のあったかな雰囲気で、一段と美味しく感じたというのもあると思うのだけれど、暴風雨の中、迷いながら探した甲斐のある昼食となった。

帰るときにもう一度見たら
このテイクアウトのお店も同じ名前でした
間違いなく同じ経営なんですね

ケバブ屋さんのような外観ですが
ここにもレストランのランチの看板が出ていました
この左手の通路の奥
入口のチャイムを鳴らして入ります

食後は、再開発地区に新しくオープンした博物館へ行く。

もう一度、大聖堂…どう見ても『大』聖堂
しかも正面に海はありませんよー

後で思い出したのだけれど、2008年の旅行の際も
この大聖堂の外観を見学していました
着いたのが遅くて中には入れなかったのだけれど…

これはその時の写真

結構印象的な外観ですけど…
しかも、ほぼ同じアングル…

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雨はやみましたが、風がすごい!
右端のごみ入れのビニール袋を見ていただくと
強風具合が分かります?

台風の後のように
あちらこちらに折れた傘が捨ててありました
私の傘は骨が少し曲がりましたが使える範囲
夫の傘は無傷
ここでも「風をうまく操ったんだ」と得意げでした

この写真の左端に写っているビルは
ザハ設計のオフィスビルです
当初外観だけでも見に行く予定でしたが
暴風雨に負けて、というか
初歩的なミスにより散々道に迷ったあと
外観しか見ることが出来ないであろう建物に行くなんて
恐ろしくて(←私が)、言い出せないので
行くのをあきらめたのだそう

ザハのオフィスビルは近くで見なくてもいいでしょ
というのは当初からの私の意見だったので
(外観しか見ることが出来ないと思うので)
賢明な判断だったと思う…
(でも、行きたいと言われたら行くつもりでしたよー)

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雨がやんで、少しは歩きやすくなったので
風に飛ばされる私の図なんていう
写真や動画をとりながら歩いているうちに
目的地が見えてきました
左の黒い建物が、その博物館です

マルセイユの旧埠頭の再開発事業の一つとして建てられた、ヨーロッパ・地中海文明博物館(MuCEM)。2013年にオープンしている。
旧港の一番端にあるサン・ジャン要塞と135メートルもある長い橋でつながっている。

ヨーロッパ・地中海文明博物館(MuCEM)
Rudy Ricciotti設計
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通りから要塞に架かる橋
この橋を渡って要塞内へ入ってから
チケットを購入しました
チケットなしでも敷地内に入ることが出来ます
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左が要塞で右はMuCEMの新しい建物
この橋、強風で通行禁止なのでは?と心配したそうですが
大丈夫でした

要塞も改修されていて、MuCEMの一部となっていて、展示が行われるスペースや公園のようになっていて散策できるよう整備されている。
常設展と特別展、合せて4つのエキシビションが開催されていた。

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要塞から対岸を見る
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美しい建物でした
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新しい建物内でのエキシビジョンはこの2つ
他にレストランなども入っていました

博物館の見学を終えた後は、隣に建つ建物も見学してみることにした。
その建物は、Villa Méditerranée、直訳するとと「ヴィラ・地中海」いう名前だった。
見学できるのかどうかよく分からなかったので、建物内に入って受付の人に聞くと、無料で見学できるということだった。(無料だけれどチケットが渡されます。)

Villa Méditerranée
Boeri Studio設計
地中海地域の地域センターのようなものだそうです
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断面詳細図
建物はCの字のような形になってるようですが
下部は全て地下になっています

この図でヨットが浮かんでいる部分には水が張ってあります
(実際にはヨットは浮かんでいませんが)
上の断面図を見ると
この水が張ってあるスペースの下に
会議場のような大きな部屋があるようですね

Cの字の開口部分から先程の博物館を見る↓

この上部↑、持ち出した最上階が
展望スペースのようになっていて
上がることが出来ました↓
直下を覗けるような開口が所々に開けられています
ちょっと構造がごつい…
先程の博物館と比べると繊細さに欠ける気も…
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最上階の窓には雨粒が付いていて
あまり見渡せませんでしたが
晴れていたら眺めがよさそう
海辺に設営されているのはサーカスのテント

この建物の展望スペースをちょっと見た後は、ベルジュ埠頭方面へ移動する。

海辺から見た大聖堂

→ 次も、もう少しマルセイユ

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