Italy 2014旅日記 4日目(2014/04/28)-014日目。この日はサン・マリノへ行く。 このホテルの朝食ブッフェはコールド・ブッフェだったので、ベーコンなどはないけれど、チーズやハムの種類が多く、どれも美味しかった。
朝食をいただいた後、身支度を済ませ、歩いてラヴェンナ駅へ向かった。 ラヴェンナからリミニまでは、普通列車(Regionale)で50分から1時間10分。
リミニ駅でトイレに行ったら、有料のトイレだったけれど、和式トイレのようなしゃがむ方式(?)のトイレだった。(この方式のトイレ、ヨーロッパでもたまに見かけるけど、リミニのような世界各国から観光客がたくさん来る駅にも残っているなんて、ちょっと衝撃。) そんなプチ衝撃の後、リミニの駅舎を出て、道路を渡って右へ進むと、サン・マリノ行のバスの停留所がある。 ちなみに、直行バスではなく、途中の停留所でも乗り降りする人がいる。
リミニからは、50分程度でサン・マリノに到着した。 サン・フランチェスコ門の前の横断歩道のところには、警察官詰め所のようなものがあって、警察官(か衛兵さん)が交通整理をしてくれていた。
このサン・フランチェスコ門を入ってすぐのところにある美術館を最初に見学した。 雨が本降りになってきてしまったので、観光する前に昼食にすることにした。
先程の受付の人が教えてくれたお店のうち、近いほうのお店を見に行ってみたら、入口付近の明かりが消えていて、営業時間前か店休日かどちらか…という雰囲気だったのだけれど、扉から覗き込んでみると、中は電気が点いていて歩いている人が見えたので、扉を開けて中に入ってみると、「どうぞ、好きな席へ」と迎え入れてくれた。 そのお店は、ものすごく広く席数も多く、眺めも良さそうで(この日は雨でほとんど何も見えなかったけど)、観光客に薦めてみようと思った、先程の受付の人の気持ちがよく理解できる感じのお店だった。 お店の人にサン・マリノのワインを教えてもらい、それをカラフェで注文し(マスカットから作られた白のフリツァンテ)、お料理はサラダとチーズのピアディナ、パスタ2種を注文した。 で、「今日は注文が上手くいったね」と安心してワインを飲んで待っていたら(このワイン美味しかったです)、最初にパスタが運ばれてきた。(がっくし。)
今日もまた、微妙な敗北感を覚えながら食事をしていたら、隣のテーブルの人達(イタリア語を話していたと思う…スペイン語かもしれないけれど…)にも私たちと同じく、パスタが先で、それを食べた後にサラダが運ばれてきていた。
ということで、隣のお客さんを見て、サラダがパスタより後に出てきたことは、このお店の正しい順番なのだということが理解できた。(この次に訪れたヴェローナのレストランでは、セコンドのページにサラダ類が載っていたので、そういう土地柄なのかもしれない。) で、ピアディナが前菜に分類されているとしたら、本来はピアディナだけ先に来て、次にパスタ2皿、最後がサラダという順番で料理が出てくるはずだったけれど、「私はそんなピアディナをメイン扱いで食べるからメインのサラダと同じ時に持ってきてね」と熱弁していると解釈されて、その通りにしてくれたのだということになる。 でも「サラダとピアディナが先でパスタが後」というお願いは通じていなかったということになる。(もしかしたら、注文をとった人には完全に通じていたけど、お料理を作る人が「うちはセコンドのサラダをプリモのパスタより先に出すような邪道なことはしないぜ!」という強い主義主張をもって、基本の順番通りに料理を作ったという可能性もある?) まぁとにかく、二日続けて微妙な敗北感を覚える昼食になってしまった。(ワインも料理もおいしかったし、お店の人も良い方だったんだけど…。) 食後もまだ雨が降っていたのだけれど、町中散策をしてみることにした。 |