Italy 2014
旅日記 2日目(2014/04/26)-01
2日目。 この日はボローニャ近郊のモデナという町へ行く。 ホテルで朝食をいただいた後、歩いて鉄道駅へと向かう。
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中央駅の近くにあるガッリエラ門 |
ボローニャ中央駅の自動券売機で切符を購入した。
切符を買うのに時間がかかるかと思って早めに出たのだけれど、自動券売機で並ぶことなく買えたので、予定していた列車の1本前の列車に乗れそうだった。
モデナへ行く列車は1ovestという、1番線など駅舎の前にあるホームとは違って、駅舎の横にあるホームから出ている。
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1ovestのホーム、ovestは「西」です |
その予定の1本前の列車はほぼ定刻に出発した。
「30分も早い列車に乗れるなんて、初日から順調だよねぇ」と言った瞬間、夫が「!!!刻印忘れた!」と悲鳴をあげた。
久々のイタリアだったので、鉄道の切符には刻印が必要だということをすっかり忘れていたのだ。(私なんて、え?必要だったっけ?というくらい完全に記憶になかった。)
で、次の停車駅で猛ダッシュして下車しホームにある刻印機で押そうか?なんてことを考えたのだけれど、そんな小さな駅に長々と停車するとは思えないし、何よりホームに刻印機がないかもしれないので、流れに身を任せることにした。(運が良ければ検札が来ないかもなんていう甘い考えも…。)
が、世の中そんなに甘くなかった。
検札にきた車掌さんに、シレ〜っと切符を渡してみたけど、もちろんダメで、罰金5ユーロを取られることとなった。
その際、車掌さんは、私たちがイタリア語を話せそうにないと思ったらしく(予想通り話せません…)、私たちの前に検札した人に切符を借りて、その切符の刻印部分を指さすので、「忘れちゃった、テヘッ」と可愛く(←嘘です、年齢的に無理があるので、しおらしく)言ってみたけど、お目溢しはなかった。
と、こんなうっかりミスを犯して、無駄な出費をしてしまったけれど、列車は無事にモデナに到着した。(ちなみに、これ以降、切符に刻印するたびに「これで5ユーロも儲けちゃった」とポジティブシンキングをすることにした。)
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モデナ駅 |
モデナでは一番最初にアルド・ロッシが設計した墓地へと行く。
歩いても行ける距離のようなのだけれど、行くまでに疲れても…と、バスで向かうことにした。
夫がネットで調べた情報によると、この墓地へは、2番のバスで行けるということだった。 しかし駅前のバス停には2番バスの乗り場がなかったので、13番のバスの運転手さんに聞くと、「これに乗ってバスターミナルへ行き、そこで乗り換えたらいい」と教えてくれた。
モデナのバスの車内には券売機がある。(全てのバスではないかもしれません。) しかし、そこで使えるコインの持ち合わせがなかったので、運転手さんに両替してもらおうかと思ったのだけれど、もちろんそんなシステムはないらしく、「もういいからバスターミナルで買って!」と言われた。(券売機に1ユーロを入れてしまったけど、返金ボタンのようなところを押しても、何故かその1ユーロは返ってこなかった。朝からトータルで6ユーロの無駄な出費…。)
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バスの車内 赤いボックスが自動券売機きっかりコインをもっていない場合は 乗車前にチケットを買ったほうがよさそう… |
そんなこんなで、このバスには無賃乗車することになってしまったのだけれど(こちらのバスのチケットは時間制なので、結果的には無賃乗車ではないともいえるけど…)、13番バスの運転手さんは、とても親切で、バスターミナルが近づくと、2番バスの乗り場を教えてくれ、チケット売り場がある場所も教えてくれた。
よ〜くお礼を言ってバスを降り、窓口でチケットを購入しようとしたのだけれど、今度はゾーン1〜8まであって、目的地がどのゾーンになるのか分からなかった。
窓口で、墓地へ行きたいと言っても、そこにある自動券売機で買うように言われ、ゾーンも教えてもらえず困っていたら、イタリア語を話せる日本の方が声をかけてきてくださったので、その方にお願いして切符を購入してもらった。(結局、ゾーン1〜8などではなく、Urbano(市内)
の切符だった…。窓口の人はゾーンを教えてくれなかったのではなく、Urbanoよ!と言っていたのかも。) Urbanoのバスチケットは、75分有効で1.2ユーロだった。(2014年4月現在)
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2人の往復分ということで4枚購入 これも車内で刻印が必要です |
2番バスに乗り換えて、10分くらいで終点のサン・カタルド墓地のバス停に到着した。 思っていたよりもずっと広大な墓地だった。
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壁柱が規則的に並ぶ |
バスを降りて、夫が外回りを見ている間、写真に写りこまないよう、一人先に門の中へ入って待っていたら、門番のおじいさんが出てきて何やら話しかけてきた。
全てイタリア語だったのだけれど、「写真を撮るなら5ユーロ払って」というような話だった。
一人だったので焦ってしまい、そういう決まりがあるのかな?と思ってしまったのだけれど、門の廻りにはそんな張り紙もないし、おじいさんは「マンジャ、マンジャ」といっているので、どうやら小遣い稼ぎで、勝手にそんなことを言っているだけのようだった。
なんとなく状況が理解できたので「No!」と答えていたら、夫が外を見終わって、こちらに入ってきたので、おじいさんも諦めて、笑いながら門番小屋へと戻っていった。
墓地の見学を終え、このメインアプローチにある門から敷地外へ出て、先程のバス停へ戻った。終点(始発)なので、行きに降りたバス停で乗車した後、少し行った所でUターンしてバスターミナル方面へと戻ることになる。
帰りはバスターミナルではなく、その1つ先のバス停で下車し街中を観光する。(やっと。)
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モデナの街並み |
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Chiesa del Voto この教会の正面から伸びている通りが
「コルソ・ドゥオモ」 ドゥオモへ続く道です |
バスを降りた所から、適当に歩いてきたら、ちょうどドゥオモの正面に出たので、最初にドゥオモを見学することにした。
→ 次は、モデナ観光
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