Northern Europe 2013
旅日記 10日目(2013/06/24)-03
次は、文化の家へ移動する。
アアルトの設計した建物で、当初はフィンランド共産党本部の建物として建設されたもので、その後は音楽ホールと事務所に改修されている。
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文化の家 1958年 |
今回、ここの内部は見学することができなかった。
ホールの内部を見学するには「受付で尋ねる」という方法があったようなのだけれど、音楽ホールはこの日イベントがなかったからか、扉が閉まっていてどこからも入れなかったし、係りの人もいないようだった。(月曜日だったからかも…。)
事務所棟のほうは、出入りしている人に聞いたら、「こっちはオフィスだから見学出来ないよ」ということだった。
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レンガのほうがホールで銅板のほうは事務所棟 |
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ということで、最後の1箇所は内部が見学できなかったけれど、夏至祭り時代に比べたら雲泥の差で満腹満足となったらしく、「今日、この後の時間は好きな場所へ行っていいよ」とのお許しが出た。
それなので、私も北欧へ来た『女の子』っぽいことがしたい!北欧雑貨が買いたい!と伝えると、アラビアの工場へ連れていってもらえることとなった。
アラビアは私が説明するまでもないけれど、フィンランドを代表する陶磁器のブランド。
その製品がつくられている工場に、アラビアの商品や同じグループのイッタラなどの食器や台所用品を展示販売するショップが併設されているのだ。
ここではB級品などのアウトレット商品も扱っていて、かなりお買い得なものもあるということだった。
ということで、ヘルシンキ中央駅まで戻ってトラムを乗り換えて工場へと向かう。
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到着 |
で、まぁ結論から言うと、私は北欧へ来た女の子ではなくオバサンだったので、特に何も買えず撃沈という結果だった。
あれもステキこれもステキとはなったし、日本で買うより安いかもしれないとは思ったけれど、今回旅行期間が長く荷物も多かったので、日本に帰る時に割れちゃったら嫌だなぁ…というか、割れないように気を遣ってパッキングするのも面倒だなぁ…だったら、少々高くても日本で買ったらいいんじゃない?という結論に至ってしまったのだ。(←日本で買おうとしたことがないので、ここの価格がどのくらい安いのかが分かってなかったというのもある。)
で、結局、日本に戻ってからも何も買ってない…という、ていたらく。 オバサンは女の子には戻れないのだ。
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買い物が出来なかったけれど
ディスプレーが美しくて見るだけれでも楽しめました …って、負け惜しみじゃないですよ |
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ということで、私は貴重なチャンス(←私の好きな場所へ行くことができるという機会)をものに出来ず撃沈したけれど、本日の観光はこれで終わりにして、夕食にすることにした。
この日の夕食は、先週の木曜日の夜に行って入れなかったお店へ行く。 ここは、夏至祭りの前夜祭のさらに前夜である木曜日の夜の営業から休みで、『もうこの木曜の夜から町は夏至祭りモードに入り、町は死んだように静かになるよ』と夏至祭りの怖さを教えてくれた店員さんがいたお店だった。(教えてもらった通りで、結構苦労しました…。)
このレストランがこの日の夜から営業しているというのは、その際確認済みだった。
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Sea Horseという名のレストラン
名前の通り タツノオトシゴの絵で飾られています |
ここは、ガイドブックによると1934年創業の老舗レストランで、伝統的なフィンランド料理を手頃な価格で提供しているお店なのだそう。
まだ早い時間帯だったので、予約なしでも入ることができた。
入口に写真撮影不可という張り紙があったような気がしたので、店員さんに聞いてみたら、もちろん撮って大丈夫ですよと言ってくれた。
でも、店員さんの許可を得たとはいえ、店内の写真をバシバシ撮るのも気が引けて料理の写真しか撮らなかったから、内装をあまり思い出せないのだけれど、なかなか雰囲気のある良いお店だったと思う。
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料理じゃなくて、器の取っ手のライオンにしか
ピントが合ってないという悲しい写真ですが…これはサーモンのクリームスープ 美味しかったです 二人で1つしか頼まなかったのだけれど
ちゃんと、同じデザインの器を 取り分け用として持ってきてくれました
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↑ミートボール |
これはニシンだったかなぁ…魚料理です↓ |
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添え物は両方ともビーツとマッシュポテトでした |
久々にちゃんとしたレストランで北欧らしい夕食をとることが出来たので、それだけでも十分幸せだった。(夏至祭り効果。)
食後はプラプラと歩きながらホテルへと戻った。
→ 次は、11日目
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