Sicilia 2008

旅日記 9日目(2008/01/04)-06

... レストランを出た時には、タクシーの運転手さんとの待ち合わせの時間までは、あと30分くらいあったのだけれど、ホテルで荷物を受け取った後は、ロビーのソファーでのんびりと荷物の整理でもすることにし、最後のパレルモ散歩ということで、ぶらぶら歩きながらホテルへ向かった。

その途中、私達を追い抜いた車が、クラクションを鳴らしたので、「パレルモに知人はいないはずだ

けれど」と言いながら、その車を見ると、先程のタクシーの運転手さんだった。

運転手さんが「今から、君達のホテルに行く所だったんだよ、ホテルまで乗せていってあげる」というので、夫が「えーまだ30分もあるよ?」と聞くと、「ホテルの前で待っているつもりだった」と言っていた。
まぁ確かに、残り30分くらいで、少し遠くまで行くお客さんを乗せてしまう訳にはいかないので、上客(←私達)を逃さないためには、少し早めでも待っていたほうがいいと考えるのが普通かもしれない。なかなか真面目?な運転手さんだったようだ。
私達が、ボヤボヤしていると渋滞を起こしそうだったので、お言葉に甘えて、タクシーに乗せてもらって、ホテルの前まで連れていってもらった。

フロントで荷物を受け取り、もう必要のない荷物をスーツケースにしまって機内持ち込み用のバックを取り出したり、順番にトイレに行ったりした後、運転手さんが待っていてくれていると分かっているのに、これ以上、ロビーでのんびりするのも変なので、かなり早めだったけれど、タクシーに戻って、空港へ向かってもらうことにした。

フロントの奥にあるソファー

運転手さんは、逃す恐れのないイタリア語を話さない客に、これ以上無理して営業トークをしなくていいや、と思ったのか、それまでずっと饒舌だったのだけれど、ホテルから空港へ向かう時にはほとんどおしゃべりをしなかった。
そして、私の隣のやり遂げた男(←夫)は、ご満悦で爆睡中。
私は一人で、ボケ〜っと窓の外を眺めてうつらうつらしているうちに、タクシーは無事、空港に到着し、最初に約束した通り、40ユーロを支払った。
その際、メーターは確かに57ユーロくらいになっていて、運転手さんは、「ほらね」とメーターを指差していた。(疑えば、深夜料金などの多めに動くメーターの種類にしていたとも考えられるけど、確かにメーターで行くよりは安かったのだろう。)

パレルモ空港の外は海
外にあるバルコニーは喫煙スペースで、
ものすご〜く煙かったので景色は楽しめなかった…

空港の売店で、お土産用のチョコレートを買って、それをスーツケースにしまった後、さっそくチェックインをしようとカウンターへ向かうと、ミラノ・マルペンサ空港行きの便のカウンターの前には、既に大行列が出来ていた。
(ちなみに隣はミラノ・リナーテ空港行きの便のカウンターだった。同じ様な時間帯に飛ぶリナーテ空港行きもあるようなので、間違えないように気をつけてください。)

→ 次も、空港で


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