Sicilia 2008

旅日記 6日目(2008/01/01)-03

... 通りから階段を上がった所にある切符売り場でチケットを購入した。往復チケットだと割引があるのだけれど、帰りは、こんな街外れで降りて、駅まで戻るのに苦労しそうなので、バスで帰るかもしれないと、片道の切符を購入した。

切符売り場からそのまま進むと、乗り場になっていた。
私達の前に乗ったお客さんがいたけれど、続けて乗るのも気恥ずかしかったので、乗り場で写真を撮ったりしながら、一台行き過ぎるのを待って、その次に来たカゴに乗り込んだ。

ロープウェイの設備は比較的新しそうだった。

係りの人に誘導されて乗り込んだのだけれど、その人は扉を閉めなかったので、これって自分で閉めるのかなぁ…と不安になっていたのだけれど、しばらくしたら自動で閉まった。
ここから20分くらいかけてエリチェへと上がっていく。

半分くらい上がってくると、トラーパニの街がきれいに見渡せるようになってくる。
夫は「地図で見たのと全く同じだ」と感動していた。
私は、出発前に、ほとんどガイドブックを読まないので、トラーパニの地図を見たことなかったのだけれど、夫に言われ、ロープウェイの中でガイドブックを見ると、確かに全く同じ形でトラーパニの街を見渡せ(←当たり前なのだけれど)、塩田など地図に載っている名所もよく分かって面白かった。

ロープウェイの下には、トラーパニから続く、まさに九十九折の車道が見えていて、バスであの道を上がったとしたら、100%酔っていたな…と思うと、先程、駅で車に乗せてくれたおじいさんに、さらに感謝したい気分だった。

「本当にフニビアに乗れて良かったよー」と、最初は上機嫌で、夫と写真を撮りあっていたのだけれど、この日はとても風が強い日で、ロープウェイがユラユラと揺れていたため、エリチェ到着前には、少し乗り物酔いになっていた。
しかし、50%くらいの酔いの頃、なんとか無事にエリチェに到着した。
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■ トラーパニからエリチェへの移動
バスも出ていますが、私達はロープウェイ(フニビア)を利用しました。
フニビア乗り場は、トラーパニの街外れ、エリチェがある山の麓寄りにあります。
乗り場まで市バスで行けるそうですが、私達は利用していません。

トラーパニ-エリチェ間のフニビアのWebサイト
http://www.funiviaerice.it/
営業時間や料金などが出ています。英語ページあり。

トラーパニのフニビア乗り場

トラーパニ駅から乗り場までは、かなり距離があります。
3.5キロくらいあると思いますので、タクシーがつかまえられたら、それで向かうのが一番だと思います。(市バスもあるそうですが、私達は利用しなかったので、乗り方等は不明です。)

徒歩で移動というのは最終手段だと思いますが、そうなってしまった場合の道順です。(車だと10分もかからない距離ですが、歩きの場合1時間くらいかかるかもしれません。)

駅前ロータリーから駅舎を背にして右側に進み、『Via G.B.FARDELLA』という真ん中に植栽帯がある大きな通りを右折し山に向かって進みます。(緩やかな上り坂になります。)
この道をしばらく歩き、道なりに進むと、少しずつ道が細くなり、通りの名前が、『Corso pier Santi Mattarella』『Via Alessandro Manzoni』と変わっていきます。そして『Via Alessandro Manzoni』をしばらく進むと、『左に曲がるとフニビア』というロープウェイの絵入りの看板が出ていますので、そこを左に曲がり、『Via Fratelli AIUTO』という路地を進むと、右手にある駐車場の奥、一段上がった所に乗り場があります。(駐車場を廻りこむように右に曲がった所です。)

Via Fratelli AIUTOへ入る所の看板

上記Webサイトに地図もありますが、少し分かり難いです。
googleマップで『trapani』と検索して表示される地図と見比べると分りやすいと思います。

→ 次は、エリチェ


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