France 2008

旅日記 7日目(2008/05/02)-08

... サン・ポール駅へ戻ってきたのは5時過ぎだった。
前日、メーデーで全く中をことが出来なかったオペラハウスだけ寄った後、ホテルに戻って、夕食までの間、少し休憩をすることにした。

オペラハウスでは、この日は公演があるのか、チケット売り場などはオープンしていた。
夫は最初公演を観ることも考えていたそうなのだけれど、今回はそれは諦めたらしく、今見学できる範囲を見るだけにしておくからねーと私に告げ、カメラ片手にオペラハウスの中に消えていった。
私は、この日の暑さでバテ気味だったので、日陰になるところで待っていることにした。
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あまり見学できる所がなかったらしく、ほとんど待たないうちに夫が戻ってきた。
その後、ホテルへまっすぐ戻ろうかとも思ったのだけれど、目の前にスタバがあったので、「スタバだったら、冷たいコーヒーが飲めるかも」と、お店の外に掲げてあったメニューを見てみると、フラペチーノもメニューに載っていたので、寄っていくことにした。

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最近は、スタバがあるので
仏でもアイスコーヒーを飲むことができる

← オペラハウスのエントランス

その後、ホテルに戻ってシャワーを浴びて、少しだけベッドでゴロゴロと休憩することにした。
夫は、シャワーを浴び終わると、バスローブを羽織っただけの姿で、広場に面したバルコニーに出て歯を磨いていたので、「広場で写真を撮っている人もいるから、そんな格好で出ないほうがいいよ」と言ったのだけれど、「そんなの大丈夫、見せてやるー」と上機嫌で、バスローブ姿で腰に手をあてて歯を磨き続けていた。

その後、19時くらいになったので、身支度を整えて、この日夕食を食べることにしていたお店へと向かった。そのお店は、旧市街にある。
お店に着くと、入口の扉にフランス語の張り紙が出ていたので、なんだろう?と思ってみていると、通りかかった女性が、フランス語で話しかけてきた。

何を言っているのか良く分からなかったけど、夫は「『予約で一杯で、私も入ってみたけど断られたのよ、ほら、ここに書いてあるでしょ』と言っていたと思う」と身振りだけを見て超訳していたのだけれど、とりあえず、チャレンジだ!と扉を開けて中に入ってみると、若い女の子が出てきて、何かフランス語で告げてきたのだけれど、私達が顔を見合わせていたので、こりゃダメだ、と思ったのか、奥からもっと年配の女性を呼んできてくれた。
その人は、英語を話す人で、しばし考え込んだのち、「まぁ、良いわ、付いてきて!」と、奥のフロアにあるテーブルに案内してくれた。

まだ19時半を少し過ぎた所だったので、この時点では空席が多かったけれど、入口を入ってすぐのフロアの他、その左右に別のフロアがあり、とても大きなお店だった。

この日は、お昼を食べていなかったので、しっかりとMenuを食べることにした。その当時で20ユーロくらいからコースがあったのだけれど、私達は、前菜が3品とメインが1品つく29ユーロのコースを頼むことにした。
(2009年現在は、Webサイトを見ると、20ユーロのコースはなくなっているようです。)

テーブルには最初からパンなどを揚げたようなアミューズがのっていたのだけれど、注文を終えた頃には、それにつけるクリームチーズのようなものが運ばれてきた。
その後、前菜の豚肉(だったと思う)とリヨン風サラダが運ばれてきたのだけれど、これってメインじゃない?と思うボリュームの肉と、巨大なサラダボールに入ったサラダを見て、目を丸くしていると、お店の人が笑いながら皿に取り分けてくれたので、サラダは2人分ではなく、みんなの分なのか・・・と夫と話していたら、まだ大量にサラダが入ったボールは、そのまま私達のテーブルに置いていってしまった。やはりこれが2人前の量ということなのだろう。
これが前菜3品のうちの2品になるのだけれど、この時点で既に、たくさん頼みすぎてしまったという事実を把握した。

アミューズ

ガス入りの水はイタリアのもの

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これはメインではありません

おかわりし放題

その後は、まだ前菜の続きで、スープが運ばれてきた。

何故かオニオンスープだと思い込んでいたので、グラタンスープかな?と思っていたのだけれど、とてもクリーミーで本当においしいスープだった。(多分マッシュルームのスープだったと思う。シャンピニオンっていう文字を見て、オニオンと思い込んでしまったのかも。)

このスープの時、これまた巨大なペッパーミルが運ばれてきて、お好きなだけどうぞと言って、テーブルに置いたままお店の人は去っていった。

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750mlの水の瓶との比較で→
大きさが伝わりますか?

その後のメインは、いくつかあった中から1品ずつ選んだのだけれど、魚のフランのようなものと鶏を選んだのだけれど、これもまた添え物として、大量のグラタンとポテトが1皿ずつ出てきた。このお店は、本当に何から何まで大量のようだ。

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食後は、チーズが運ばれてきて、3種類の中から選ぶように言われた。
チーズは、ハードタイプのものはなかったので、ガーリックが入ったものと、ナチュラルっぽいものを1つずつ選んだ。
その時も、チーズの入った入れ物を、私たちのテーブルに置いたままにしていたので、もしかしたらチーズも食べ放題だったのだろうか?

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このカップ、市販のカップヨーグルト
くらいの大きさです

こちらはガーリック味
食べ放題なんでしょうか?

そして、チーズの後にデザートもあり、数種類の中から選ぶようになっていた。

お腹いっぱいだったのだけれど、せっかくなので夫と違うものを頼んで、コースに含まれていないコーヒーだけ別に注文した。

お会計をお願いすると、木製の本のような形をしたものに、レシートとショップカードと飴を入れてもってきてくれた。

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キャンディもたくさん↑

←牛の絵のミルク入れ

あまりの量の多さに、結構残してしまったけれど、味もおいしかったし、サービスもよく、いろいろな演出も面白く、満足出来る夕食になった。

食事を終え、腹ごなしに歩いて、ホテルへと戻った。
明日は、いよいよパリに移動する。

■ La Machonnerie
36, rue Tramassac
Tel. 04 78 42 24 62

リヨンの郷土料理のお店です。
旧市街のサン・ジャン教会を背に坂を上がり、突き当たりの道を左に曲がって、少し歩いた右手にあります。

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29ユーロのコースと、ワインハーフ、水、コーヒー2杯を頼んで、80ユーロくらいでした。
私たちが訪れた日は満席でした。とても人気のあるお店のようですので、予約をしたほうがいいかもしれません。

2009年時点ではフランス語のページしかありませんが、レストランのWebサイトがあり、コース料理の値段などを見ることができます。
http://www.lamachonnerie.com/

→ 次は、8日目


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