France 2008

旅日記 2日目(2008/04/27)-03

... 地下鉄で4つ目の駅『Rond Point du Prado』が最寄駅なので、そこで下車した。
ここから、さらにバスに乗らなくてはならない。
『駅を出てすぐのバス停から、21番か22番のバスに乗る』とガイドブックに載っていたので、地上に出てすぐ目の前にあったバス停に移動すると、運よく21番のバスがこちらに向かってきていた。
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私は喜び勇んでバスに乗り込もうとしたのだけれど、その前に夫が、運転手さんに「ル・コルビュジェ?」と単語だけで尋ねると、『このバスではなく、向こう側のバスだ』と教えてくれた。
危うく、反対方向のバスに乗ってしまうところだった。
普段の私達の旅では、反対方向の乗り物に乗ってしまうということはよくあることなのだけれど、さすがに夫もそれらの失敗から学んできているということなのだろうか。(ちなみ私は、同じ路線番号のバスで上りと下りがあるなんて、全く思いつかなかった。)
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Rond Point du Prado駅の改札口も美しい
この駅からすぐの所にサッカーの競技場があります

運転手さんに教えてもらった通り、道路を横断し、反対側のバス停へと移動した。
ちょうど私達が信号が横断する直前に、合っている方向の21番のバスが行ってしまったので、バス停に着いてからしばらく待つことになってしまった。

時刻表に載っている時間より、だいぶ遅れて、21番のバスが到着した。
一応、念には念を、と再度「ル・コルビュジェ?」と運転手さんに聞いてから乗り込んだ。
このバスも、地下鉄に乗る前に買った一日乗車券で乗ることが出来る。
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バスは混んでいて奥まで進めなかったし、運転手さんの近くにいたほうが、降りるバス停を教えてもらいやすいので、乗車してすぐの運転手さんの真横に立っていることにした。

このバス停から6つ目のバス停が、そのものズバリ『Le Corbusier』という名で、今回の私達の目的地である『ユニテ・ダビタシオン』の最寄のバス停だった。
6つ目とはいえ、バス停の間隔が短いので、駅前を出てすぐに右手前方にユニテが見えた。
夫は、そちらに背を向けていて気がつかなかったのだけれど、私が気付いて「ユニテが見えたよ」と教えると、「何々〜?なんでおまえが気付くんだよ〜?」と、ハシャギだした。

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「この旅行初の建築で興奮するのも分かるけど、まぁまぁ落ち着け!」と私が言うと同時くらいに、運転手さんにまで『着いたら教えるから』となだめられていた。

そこから、しばらくユニテは見え隠れしていたのだけれど、少しすると、ユニテのすぐ手前にあるバス停に停まった。
運転手さんに、二人揃ってハイテンションで「ここ?」と聞くと、『だからぁ!!まだだって!!』といった感じの『このバカ夫婦が!』という呆れモードが入った制止の言葉が返ってきた。
夫の興奮に引っ張られ、私もすっかりハイテンションになってしまって運転手さんになだめられてしまったのだけれど、そのバス停の次のバス停で、お待ちかねの『ここだよ』という言葉がもらえた。

『Le Corbusier』というバス停は、まさにユニテ・ダビタシオンの真正面にあったのだ。
駅前のバス停で結構長い時間バスを待っていたのだけれど、その間に歩いて来られるくらいの距離だったかもしれない。(まぁ、道が分からなかったので無理だったけれど。)

■ ユニテ・ダビタシオン
地下鉄2号線『Rond Point du Prado』駅下車
駅前の通りを横断したほうにあるバス停から出る、21番か22番のバスで6つ目のバス停『Le Corbusier』で下車します。

この路線のバス停の間隔は短いので、充分歩いて行くことが出来る距離だと思います。

→次は、ユニテを見学


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