Shanghai 2007

旅日記 1日目(2007/04/30)-4

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普通席は比較的混んでいたけれど、座れないということはなかった。利用しているのは、ほとんどが外国人旅行者で、ツアーの人も多いようだった。

乗車して少しすると、リニアは静かに空港駅を出発した。・・・と思っていたら、スピードが上がっていくうちに、かなり揺れるようになってきた。

西洋人の団体さんの中の一人のおじさんが、ものすご〜い「鉄っちゃん」なのか、その『激揺れ』の車内で、ほとんど立ちっぱなしで写真を撮っていた。

私も日本の鉄っちゃん代表として(?)負けられない!と思い、カメラを取り出し、車両の連結部分の上部に電光掲示板があり、そこに今の時速が表示されているので、その写真を撮っていると、夫に「何、時速200キロくらいの写真を撮ってるの?今から最高時速430キロになるんだよ。最高時速を撮らなきゃ意味がないでしょー」と冷ややかにツッコまれてしまった。
430キロ、驚きの速度だ。リニアがそんな速い乗り物とは知らなかった。
鉄っちゃん日本代表失格だ。(・・・って、私はいつから日本代表?)

しばらく車内の写真を撮りつつ待っていると、すぐに最高時速に到達した。
しかし最高時速の写真を撮ろうとしても、揺れが激し過ぎて、ものすごい手ブレ写真になってしまった。(右→の写真は、夫が撮ったものだけれど、やはり見難い・・・時速431キロになっています。)

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こうして、最高時速が出ると、またすぐに減速を初めた。
(最高速度の時間は本当に短いので、シャッターチャンスは少ない・・・と言い訳してみる。ライバル(?)の西洋人のおじさんは、上手な写真が撮れたのだろうか。)

こうして、7分ちょっとのリニアの旅は終わった。(移動距離は30キロあるらしい。)

リニア運転中

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結局、時速430キロの世界というのは、電光表示を見て、「おーそんなに出てるのかー」と思うくらいで、車窓の風景を見ていても、新幹線の時速2百何十キロとの差は実感できなかった。

しかし、リニアってあんなに揺れるものなのだろうか。
日本でもリニアの新幹線が出来るそうだけれど、さすがに後20年くらいかければ、揺れも軽減されるのだろうか。
あんなに揺れる列車で、東京〜大阪間を乗っていたら、酔いまくってしまうだろう。

(・・・って、今から20年後の心配をしなくてもいいか。)

→ 次はホテルへ向かいます


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